クォーターライフ・クライシスと転機
- 江畑 一雄

- 2 日前
- 読了時間: 2分
皆さんは、「クォーターライフ・クライシス」ってワードを聞いたことありますか?
20代後半から30代に訪れる生活やキャリアへの焦りや幸福感の低い時期のことです。
漠然とした不安感や焦りの感情を抱えている状態。
周りの友達や同期の人が、急に大人に見えて自分だけが悩んでいるように思える。
他人は充実した時間、イキイキとした生活を送っている。
学生時代に想定した20代後半30代と現実の自分との違い。
自分が描いていた理想の自分と現実の自分のギャップに落ち込む。
今の仕事に対して自分に合っていなかったのではないか?
自分が本当にやりたかったことなのか?
このなんとも言い難いモヤモヤ感、謎の暗い感情。
このことを「クォーターライフ・クライシス」と呼んでいます。
人生100年時代に即して4分の1である25歳からの一定の時期のことです。
このことはあなただけの悩みではありません。
こうやってワードとなり、認知されているのです。
私は、キャリアコンサルタントという仕事柄このクォーターライフ・クライシスの状態にあるにかなと思う若者の話をしばしば聞きます。
20代半ばから30代半ばまでの若者のキャリア面談の中で、話が深くなってくると相談者から友達が急に大人に見えて、自分の選んだ道や悩んでいることが恥ずかしく思えると本音に近い話が出ます。
この時期はやはり人生の転機(トランジション)と捉えて上手に乗り越えましょう。
決してむずかしくはありません。
それには、ていねいに自己理解を進めることです。
自分自身のキャリアと人生において、これからなりたい自分をゆっくりと見つけだしていくことがポイントになると思います。
同時に同世代の方の共感できるエッセイやブログを見つけて読んでみる。
私もキャリアカウンセリングやキャリア開発研修で皆さんと一緒に話をしたり、考えていきます。
そして、皆さんが少しづつ自分自身の新しいことを発見したり、理解できることで気持ちが前向きなり、次のステージに向かう姿になったのを見つけた時が、本当にうれしい気持ちになります。




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